瀬名秀明がゆく!東北大学機械系 *毎週金曜日更新
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瀬名秀明の課外ゼミ[flight]+東北大学キャンパス散歩
2007年02月25日
課外ゼミをはじめてみた
東北大の大学院生ごく数名と、課外ゼミのようなものをはじめてみた。
おおむね月一回のペースで集まって、みんなで一冊の本、あるいは一本の映画について語り合う。感想だけじゃなくて、自分の研究と結びつけて、そこから20年後の科学と文学を語ってみるというのがミソ。しかも一見サイエンスとは関わりのなさそうな物語をあえて選択して、まずはお話の面白さから入ってみるのだ。これをきっかけとして読書のリズムもついてくる。特任教授になってから、「いったい大学で何やってるの?」と訊かれることも多いのだが、私が本当にやりたかったのはこういう贅沢な遊びなのだ。
未来を語るとき、5年後くらいの近い未来や、100年後といった遠い未来の話は意外と簡単にできる。いちばん難しいのが20年後で、学生たちはばりばり仕事をしている頃。このくらいのスパンで未来を語れる能力を鍛練するというのは、作家にとっても研究者にとってもすごく大切なことだと思うのだ。お茶とお菓子を持ち寄って昼下がりに集まり、3時間しゃべるのだが、初回にしては話題も盛り上がって、まずはよい滑り出し。
初回のお題はロバート・ウェストールの児童文学『弟の戦争』(徳間書店)。ウェストールは好きな作家で、『かかし』とか『海辺の王国』とか本当に素晴らしいのだけれど、まずはウェストールの中でもわかりやすくて短い作品にしてみた。でもクライマックスからラストにかけては本当にこわいよ。
湾岸戦争の話なんだが、湾岸戦争は1990年で、もう17年も昔のことなのだよね。この17年を未来へと折り返せば、約20年後ということになる。このスパンは、読む人の年齢によっても受け取り方が違う。
次回のお題は、映画『ミニミニ大作戦』!
何回かやってみて、ペースがつかめてきたら、議事録を一般にも公開するような仕組みを整えてゆくつもり。やっている当事者の人数は少ないけれど、もしこの公開版で他大学の学生にも刺激を与えられれば面白い。
2007年02月21日
仕事
【エッセイ】東北大学出版会編『東北大学出版会創立10周年記念誌『宙(OHZORA)』』/東北大学出版会/2006.11.30/ISBN4-86163-042-8/本体1000円/「読書歴──読者から小説家へ」pp.109-111 *再録 【amazon】【bk1】【広告】
【テレビ出演】宮城テレビ/2007.1.4(水)18:00-19:00頃/ミヤギテレビニュース「リアルタイムみやぎ」/「2007年 今年に懸ける@ 作家 瀬名秀明さん」
【講演録】日本バーチャルリアリティ学会誌/Vol.11, No.4, 2006(2006.12.25)/特集●第11回大会報告/特別講演2「〈境界知〉とVR」pp.14-25(pp.222-233)
【インタビュー】日本経済新聞/2007.1.21/サイエンス「かがくCafe」/滝順一「小説で描く脳とロボット」p.29
【書評】朝日中学生ウイークリー/2006.12.17号/ブックパラダイス/「私たちにもわかる科学実験の楽しさ」p.15/連載第9回
【紀行エッセイ】仙台学/vol.4, 2007(2007.1.31)/発行:別冊東北学編集室/本体1500円/軽部万吉、須藤文音、瀬名秀明「瀬名秀明の博物館へ行こう!1」pp.228-235/連載第1回 【目次】【注文先】 *これ、自分でいうのも何ですが、面白いので読んでみて下さい。ただしAmazon.co.jp等では入手不可能。有限会社荒蝦夷宛に注文を出すか、仙台の書店でお買い求めを。
【エッセイ&ショートショート】バイオテクノロジージャーナル/2007.3-4/羊土社/ISBN9784758102001/本体2500円/科学する物語・空想する科学/第2回「ゲノムの何が運命を定めるのか」pp.68-69 【amazon】【bk1】【広告】 *今回のお題は難しかった。映画『ガタカ』とロバート・J・ソウヤー『フレームシフト』を紹介。
【テレビ出演】宮城テレビ/2007.1.4(水)18:00-19:00頃/ミヤギテレビニュース「リアルタイムみやぎ」/「2007年 今年に懸ける@ 作家 瀬名秀明さん」
【講演録】日本バーチャルリアリティ学会誌/Vol.11, No.4, 2006(2006.12.25)/特集●第11回大会報告/特別講演2「〈境界知〉とVR」pp.14-25(pp.222-233)
【インタビュー】日本経済新聞/2007.1.21/サイエンス「かがくCafe」/滝順一「小説で描く脳とロボット」p.29
【書評】朝日中学生ウイークリー/2006.12.17号/ブックパラダイス/「私たちにもわかる科学実験の楽しさ」p.15/連載第9回
【紀行エッセイ】仙台学/vol.4, 2007(2007.1.31)/発行:別冊東北学編集室/本体1500円/軽部万吉、須藤文音、瀬名秀明「瀬名秀明の博物館へ行こう!1」pp.228-235/連載第1回 【目次】【注文先】 *これ、自分でいうのも何ですが、面白いので読んでみて下さい。ただしAmazon.co.jp等では入手不可能。有限会社荒蝦夷宛に注文を出すか、仙台の書店でお買い求めを。
【エッセイ&ショートショート】バイオテクノロジージャーナル/2007.3-4/羊土社/ISBN9784758102001/本体2500円/科学する物語・空想する科学/第2回「ゲノムの何が運命を定めるのか」pp.68-69 【amazon】【bk1】【広告】 *今回のお題は難しかった。映画『ガタカ』とロバート・J・ソウヤー『フレームシフト』を紹介。
2007年02月14日
免許証が来た!
ようやくアメリカから、FAAパイロットの免許証が届いた!
これまではテンポラリーの紙切れ一枚を渡されたきりだったのだね。
ふつうのクレジットカードと大きさは同じ。表にはジェット機と、ライトフライヤー号の姿が。裏面にはライト兄弟の顔がどどーんと描かれている。
ちょうど今日、学科試験の申請書類を書いていて、まだ免許証が来ないからcertificate numberもかわらなくて面倒だなあ、と悩んでいたのだ。で、帰宅したらポストに入っていた。これで16日までの申請締切に間に合う(日本で乗るためには、この自家用操縦士の学科試験も受けないといけない)。
というわけで、日本でも飛ぶ準備は着々と進行中。今後、講演には自分で飛行機を操縦して乗りつけてゆきたい。
これまではテンポラリーの紙切れ一枚を渡されたきりだったのだね。
ふつうのクレジットカードと大きさは同じ。表にはジェット機と、ライトフライヤー号の姿が。裏面にはライト兄弟の顔がどどーんと描かれている。
ちょうど今日、学科試験の申請書類を書いていて、まだ免許証が来ないからcertificate numberもかわらなくて面倒だなあ、と悩んでいたのだ。で、帰宅したらポストに入っていた。これで16日までの申請締切に間に合う(日本で乗るためには、この自家用操縦士の学科試験も受けないといけない)。
というわけで、日本でも飛ぶ準備は着々と進行中。今後、講演には自分で飛行機を操縦して乗りつけてゆきたい。
2007年02月10日
ヤンキー、ズールー
本日は航空特殊無線技士の試験日。アメリカでとったパイロットのライセンスを、日本のものに書き換えるためにはこれを受けなければならないのだ。アルファ、チャーリー、ケベック、シエラ、タンゴ……とか紙に書かれているアルファベットを延々と声に出してゆく送信テストがあるのだが、口が回らなくて困った(汗)。いったんゲシュタルト崩壊すると、立ち直るまでに時間が掛かる。
『SFが読みたい! 2007年版』(早川書房)というムックが発売されていたので手に取った。
この『SFが読みたい!』、毎年刊行されているのだが、事前にランキングが私の耳に入ったことは一度もない(座談等で自分が紙面に登場したときは除く)。いつも店頭で本を開いて、そこではじめて自分の評価がわかる。版元の編集者からも「瀬名さんの本がランキングに入りましたよ」などと連絡をもらったことは一度としてない(ムック刊行前も、刊行後も)。これってつまり、早川書房から刊行した作家以外は、ランキングが知らされないし版元にも連絡が行ってないということなんだろうか。たぶん『あしたのロボット』の編集者も、『デカルトの密室』の編集者も、自分の編集した小説が『SFが読みたい!』で言及されていた事実はいまだに知らないと思う。
ここでいっても意味のないことかもしれないけれど、せめて20位以内に入った作品に関しては、その版元に連絡してあげるといいんじゃないかなあ。あくまで早川書房の書籍の販促という位置づけであれば現状でも構わないけれど、きっと別の版元の編集者だって、自分の編集した本がよそで評価を受けたと知れば嬉しいと思うのだ。そしてきっと、作家と喜びを分かち合うと思うよ。何位かということはどうでもいいけれど、そこで取り上げられたということが嬉しいんじゃないか。そういうちょっとした喜びの繋がりを、早川書房以外の版元まで拡げてゆく行為って、とても大切なことだと私は思うのだ。
*もし版元に連絡しているのなら、単に私と版元の連絡不行き届きです。そのときはごめんなさい。
『SFが読みたい! 2007年版』(早川書房)というムックが発売されていたので手に取った。
この『SFが読みたい!』、毎年刊行されているのだが、事前にランキングが私の耳に入ったことは一度もない(座談等で自分が紙面に登場したときは除く)。いつも店頭で本を開いて、そこではじめて自分の評価がわかる。版元の編集者からも「瀬名さんの本がランキングに入りましたよ」などと連絡をもらったことは一度としてない(ムック刊行前も、刊行後も)。これってつまり、早川書房から刊行した作家以外は、ランキングが知らされないし版元にも連絡が行ってないということなんだろうか。たぶん『あしたのロボット』の編集者も、『デカルトの密室』の編集者も、自分の編集した小説が『SFが読みたい!』で言及されていた事実はいまだに知らないと思う。
ここでいっても意味のないことかもしれないけれど、せめて20位以内に入った作品に関しては、その版元に連絡してあげるといいんじゃないかなあ。あくまで早川書房の書籍の販促という位置づけであれば現状でも構わないけれど、きっと別の版元の編集者だって、自分の編集した本がよそで評価を受けたと知れば嬉しいと思うのだ。そしてきっと、作家と喜びを分かち合うと思うよ。何位かということはどうでもいいけれど、そこで取り上げられたということが嬉しいんじゃないか。そういうちょっとした喜びの繋がりを、早川書房以外の版元まで拡げてゆく行為って、とても大切なことだと私は思うのだ。
*もし版元に連絡しているのなら、単に私と版元の連絡不行き届きです。そのときはごめんなさい。
2007年02月07日
これからの講演
【講演】多賀城市立多賀城中学校/2006.2.27(火)14:00-15:30/「薬学と小説」
【パネルディスカッションコーディネータ】社会で育つ脳と心II これがロボット学と脳科学の最前線!/2007.3.3(土)13:00-17:00/加藤元一郎、開一夫、 石井加代子、國吉康夫、 川合伸幸、瀬名秀明、柴田智広「パネルディスカッション」/けいはんなプラザ大会議室「ナイル」
【シンポジウム】未来を拓く人文・社会科学/2007.3.9(金)13:30-18:00/第1日目「イノチのゆらぎとゆらめき」/大上泰弘・瀬名秀明・野地澄晴・林良博/人文・社会科学振興プロジェクト研究事業/大手町サンケイプラザホール
【パネルディスカッションコーディネータ】社会で育つ脳と心II これがロボット学と脳科学の最前線!/2007.3.3(土)13:00-17:00/加藤元一郎、開一夫、 石井加代子、國吉康夫、 川合伸幸、瀬名秀明、柴田智広「パネルディスカッション」/けいはんなプラザ大会議室「ナイル」
【シンポジウム】未来を拓く人文・社会科学/2007.3.9(金)13:30-18:00/第1日目「イノチのゆらぎとゆらめき」/大上泰弘・瀬名秀明・野地澄晴・林良博/人文・社会科学振興プロジェクト研究事業/大手町サンケイプラザホール
